国分寺地区人権擁護委員だより
No 1 (2005/6月) 《一中で人権のお話》 2004年6月第一中学校の生徒さん全員に、梓澤委員 (弁護士) が、お話をさせていただきました。 松本サリン事件で河野さんをたすけた永田 恒治弁護士の活動を紹介しました。 人生のどん底とも言える 「犯人扱い」 の体験の中で、河野さんが永田弁護士との出会い、力づけられたことを許すと、 みんなの目が一瞬輝きました。中学生のための職業案内、「13才のハローワーク」(村上龍著) を手にとって紹介しました。 いろいろな仕事があるけれど、弁護士の仕事も関心あるなあ、と思った人もいたようです。 今年6月にもー中でお話をさせていただきました。10年前、地下鉄サリン事件で夫を失った高橋シズエさんのこと、 歩く力と言葉を失った31才の女性のことを紹介し、犯罪被害者の人権についてお話しました。 高橋さんは 「被害者のことをかわいそうな人々という眼で見ないでほしい。 私たちは、きのうまでと違う今日を生きてゆかねばならないのだから。」 と言っておられます。 まとめに述べた 「この憲法が国民に保障する自由および権利は、 国民の不断の努力によってこれを保持しなければならない」 と言う憲法12条の言葉は 全校生徒の心にのこったと信じています。 (梓澤) |